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3Dプリンタ、私の選んだ1台

このコラムでは、実際の3Dプリンタユーザーにご登場いただき、購入のきっかけ、導入時の苦労、トラブル、業務上での貢献度、導入の満足度、今後の課題やリクエストなどを語っていただく。ユーザーから次のユーザーにバトンを渡していただくリレー形式のユーザー事例となります。

 

 
 

3D Printer My Selection

第12
「頼れる相方、 S3DP222

濵﨑トキ/Boolean Inc.

Boolean Inc. 代表取締役。プロダクトデザイン、企業への3Dプリンタ導入支援などを行う。最近つけられた肩書は「デザイン百姓」。3Dプリンタだけに拘らず、モノ作り全般、デザイン、アート大好き。
https://www.facebook.com/booleaninc.jp

 



 

●濵﨑氏の主な使用3Dプリンタ
2014年「BS01+」1台
2015年 XYZprinting「da vinci jr. 1.0」2台
2017年 Flashforge「Creator Pro」1台、 Zortrax「m200」1台、 S.lab「MothMach S3DP222」
2019年「LISA2」1台(予定)

・3Dデザインツール
Fusion360、Meshmixer、Simplify3D など

・不器用すぎて、3Dプリンタに興味を持つ

初めまして、福岡県は北九州市(修羅の国)で3Dに関するアレコレを生業としている、濵﨑トキと言います。

食事とトイレを忘れるくらいブロック遊びが好きで、5歳から中一くらいまで遊んでいた、根っからの「かたち好き」です。ただ、7歳まで蝶々結びもできなかった不器用でもあり、大人になってからは、モノ作りを諦めていました。

そんな中で2013年頃、たまたまテレビで3Dプリンタの存在を知り、「これなら不器用な自分でも、モノ作りができる!」と感じ、すぐさま雑誌「Make」の3Dプリンタ特集号を取り寄せ、そこから3Dモデリング、プロダクトデザイン、3Dプリンティングを独学し始めました。

3Dプリンタ、買ってみた

しばらく近くのファブ施設に通い、3Dプリントを行っていましたが、自宅でも好きなときに好きなだけ造形したくなり、2015年に初めて自分で3Dプリンタを購入しました。初めての機種はボンサイラボの「BS01+」で、機械工作が得意な友人と、土日を使って組上げて使い始めました。

「BS01+」は現在、高専ファブラボ(北九州工業高等専門学校内)に寄付して使っていただいていますが、今でもたまに見に行くと、ネイビーのMDF筐体は本当に可愛いと感じます。


▲BS01+。とにかく可愛い。(クリックで拡大)

 


頼りになる相棒「MothMach S3DP222」

2017年、とあるキッカケから3Dプリンティングを仕事として始めました。

ゼロからの事業部の立ち上げで、3Dプリントの何が仕事になるのかも分からず、とりあえずは「どの3Dプリンタが仕事に使えるか」を見極めるところから始めました。いくつかの機種を触る中、ちょっと納得できないところもあり、当時からお世話になっていた慶應義塾大学SFCの田中浩也先生に直球でお薦めの機種を訊いてみました。

そこで薦めていただいたのが、京都のエス.ラボ(Slab)さんの機種「MothMach S3DP222」でした。


▲MothMach S3DP222。愛してます。(クリックで拡大)
 
▲3Dスキャンしたロールパンのデータから造形中。(クリックで拡大)

日本の町工場クオリティ

この機種の良さはいろいろありますが、何といっても組み上げ精度の高さと制御の妙、そしてそこから来る抜群の造形安定性です。
造形サイズは量産機では、222(約200mm角)~555(約500mm角)まで、100mm刻みでありますが、エス.ラボの3Dプリンタで驚くのは222だろうが555だろうが、造形精度が変わらないことです(一般的に造形サイズが大きいと精度は落ちていく)。

日本のモノ作りの良さが結集したような3Dプリンタで、200時間以上の造形でも、安心して放っておける信頼感があります。


▲ドローン筐体はすべてエス.ラボの3Dプリンタで20分割して製作。総造形時間は600時間以上。実際に飛行した。(クリックで拡大)
 

好きすぎて工場に行く

このMothMach S3DP222が好きすぎて、ついには当時京都府長岡京市にあった工場に行きました。 いきなりお邪魔したにも関わらず、社長の柚山さん、営業の橘さんはとても暖かく歓迎してくださり、また、モノ作りへの情熱を熱く語っていただきました。

「ああ、こんな方々なら良いものができるだろうな」と会った瞬間から感じました。

今でもエス.ラボさんには本当に良くしていただいています。余談ですが、最初に購入したBS01も、エス.ラボさんがODMで製造されたものだと伺い、改めて深い縁を感じました。


▲いつも温かく歓迎して(いじって)もらえる。(クリックで拡大)
 

課題というかリクエスト

造形に関しては文句なしなので、あえてリクエストさせてもらうとすれば、保温用の専用カバーが欲しいくらいでしょうか。オープンタイプなので、PETGなどを造形するとき、ちょっと欲しくなります。一度エス.ラボさんに直接訊いてみたところ「自作されている方もいますね~」と大らかにご回答されていました(笑)。

いつか資金的に余裕ができたら、SFCの関内ラボにあるような大型機もお願いしたいなぁ、と妄想しています。


▲SFC関内ラボに設置されたエス.ラボ製大型ペレット機(クリックで拡大)
 



次回は松本 学さんです。2019年3月下旬掲載予定。
(2019年2
月12日更新)

 

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