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3Dプリンタ、私の選んだ1台

このコラムでは、実際の3Dプリンタユーザーにご登場いただき、購入のきっかけ、導入時の苦労、トラブル、業務上での貢献度、導入の満足度、今後の課題やリクエストなどを語っていただく。ユーザーから次のユーザーにバトンを渡していただくリレー形式のユーザー事例となります。

 

 
 

3D Printer My Selection

第15
「3Dプリンタを誰でも使えるように

大林万利子/おおたfab

東京都大田区蒲田駅そばでコワーキングスペース&ファブラボ「おおたfab」を運営。文房具から3Dプリンタまで商品化を手掛ける。現在は運営するおおたfabで商品化倶楽部を運営してコミュニティで交流を図りながら商品化を行っている。スマイルリンク(株)代表取締役。マイナビコラムで「ゼロからわかる3Dプリンタ」連載(2014年1月から2015年4月まで)。
おおたfab:  https://ot-fb.com/



 

●大林氏の主な使用3Dプリンタ
2013年~「DS1000」自社開発
2014年~「UP!plus2」
2015年~「UP!Box」
2015年~「Nt100」自社開発
2016年~「PLUSA mk2」

・3Dデザインツール
Tinkercad など

・3Dプリンタ「DS1000」の開発

東京都大田区蒲田で「おおたfab」(ファブラボ兼コワーキングスペース)を運営している大林です。

2013年のとある展示会で、3Dプリンタの部品を発注したいというお声掛けをいただき、開発プロジェクトに参画。当時は少し前まで大手メーカー勤務で製品化プロセスに携わっていたこともあり、そのノウハウを生かして、もう1社さんと「DS1000」という3Dプリンタを自社開発。2013年末に販売開始しました。私はお客様のご案内を担当することになり、3Dプリンタにさわることになりました。


▲3Dプリンタ「DS1000」発売時の記事。(クリックで拡大)
 

当時はメイカーズムーブメントもあり、大変多くのお問い合わせをいただきました。すでに3Dプリンタをお持ちでさらに高性能を望んでいる方、デジタルカメラから3Dデータがすぐに作れると思っている方、削って作っていると思っている方など、さまざまな方がいらっしゃいました。

大勢のお客様と接する中で、お客様の知識レベルの差が大きいこと、3Dプリンタに関する情報が十分でないことに気づきました。

まったく初めての方は、プリンタという名前からか、インクジェットプリンタを想像されている方もいました。そういう中で、3Dプリンタを行うまでのプロセス(主に3D CAD→スライス→プリント)をどのようにご理解いただくのかが課題だと感じました。

・3Dプリンタを無料開放→初心者向け講座を定常開催

ブームのおかげで、興味を持った方が3Dプリンタを利用しに弊社を訪れるようになりました。私自身が3D CADや3Dプリンタが初めてだったこともあり、説明だけでは限界があると感じて、弊社の3Dプリンタを思い切って無料開放することにしました。

2015年にファブラボとしてオープンしてからは、初心者向けの講座「はじめて(初めて・始めて)3Dプリンタ」の定期開催を始めました(現在は月イチ開催)。3D CADはTinkerCADを利用。「モデリング→3Dプリント」 のプロセスを講師と一緒に行い、お客さまは造形物を持って帰ります。おかげさまで、現在65回を数えるほどになり、大田区の図書館や渋谷区の科学館さん、大田区の教育委員会のイベントなどへの出張講座も行っています。この夏休みもNPOさんと連携して2018年に続き、子ども向け講座を開催します。


▲昨年の講座の様子。(クリックで拡大)
 
▲昨年の講座での子どもたちの作品。(クリックで拡大)

今年は神奈川県大和市で3日間の大人向けの初心者講座も実施しました。こちらにも3Dプリンタを持ち込み「1人1台」の環境を準備して、CAD、スライサー、造形まで一通り3Dプリンタを扱えるまでになりました。

・ブラウザからプリント指示できる3Dプリンタ「Nt100」を開発

2016年には、より簡単に3Dプリンタが使えるということを目的に、Webブラウザから操作できる3Dプリンタ「Nt100」を自社開発しました。主な特徴は下記です。

・ドライバーインストール不要
・USBケーブル接続不要
・Mac、Windows、スマートフォンOK。OSを問わず使用可能

▲自社開発した3Dプリンタ「Nt100」。(クリックで拡大)
 

また付属のカメラによって、プリント状況を確認できます。さきほどの「はじめて3Dプリンタ」の講座でもこのNt100を1人1台使用しています。


▲おおたfabに置かれた3Dプリンタ Nt100 講座は1人1台使う。(クリックで拡大)
 


NT100はプリンタドライバのインストールが不要で、ブラウザ上で操作します。ですので、どのパソコンでもどんな OS でも、極端なことを言えばスマートフォンからでもプリントできる機能を持っています。そのため導入時間が節約できます。

3Dプリンタの満足度という意味では、面倒なセットアップなしにすぐ使えるということと、台数がたくさんあるということで、入門機としてはほぼ満足しています。

またファブラボでは、Nt100が複数台あることで同時に複数部品の出力も行うことができます。使い勝手も同じなので、利用していただくのもスムースだと感じています。

おおたfabの会員さんの中には、3Dプリンタで新製品を検討中のメンバーもいます。また本格的なワークショップも、入門の「はじめて3Dプリンタ」講座を終えた人向けに、「サンデー3D」というもくもく講座もスタートしました。スライサーの設定方法などを3Dプリンタを1人1台使いながら学ぶ講座です。

これからも3Dプリンタ活用のすそ野を広げていきたいと考えています。


次回は前田耕一さんです。2019年7月下旬掲載予定。
(2019年6
月17日更新)

 

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