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マイディア3Dプリントライフ

pdweb.jpの姉妹オンラインメディアとして新たにスタートした3DCreators.jpに、隔月でコラム連載を行うこととなった。ひと月ごとに、pdweb.jpの「モバイルデザイン考」と交互に掲載されるわけだが、こちらのタイトルは「マイディア3Dプリントライフ」とした。

 

 
  My Dear 3D Printing LIFE

第3回
Amazon Echo Dotのウォールブラケット

大谷和利

テクノロジーライター、AssistOnアドバイザー、自称路上写真家。Macintosh専門誌、Photographica、AXIS、自転車生活などの誌上でコンピュータ、カメラ、写真、デザイン、自転車分野の文筆活動を行うかたわら、製品開発のコンサルティングも手がける。

 

●Amazon Echo Dotを壁掛けに

姉妹サイトのpdweb.jpのコラムで、アマゾンのスマートスピーカー、Amazon Echo Dot(以下、Echo Dot)を採り上げたが、これを3Dプリンタでカスタマイズしたいと考えた筆者は、ウォールブラケット(壁掛け用マウント)を作ることにした。


写真1:Echo Dotは、ベストセラーとなったアマゾンのスマートスピーカー、Amazon Echoのコンパクトモデルで、外寸や、そのほかの操作系は、このようになっている。(クリックで拡大)

実際に、そのようなサードパーティ製品は数百円でオンライン販売されており、3Dデータの共有サイトであるThingiverseにもいくつかアップされている。それらに共通するのは、パッケージに標準添付されるUSB電源ユニットを利用してウォールコンセントから本体を吊り下げる(または、支える)というもので、ブラケット自体は本体の輪郭に合わせて丸くなっている。


写真2:3Dデータ共有サイト、ThingiverseにアップされているEcho Dot用のウォールブラケットの例。 (クリックで拡大)

しかし、わざわざ自作するからには、それらと同じものでは意味がない。そこで、壁掛けのほかに、ベッドの外枠などの狭いスペースにも立てて置けるように、底面を平らなフォルムにすることにした。また、フィラメントの無駄をなくしてプリント時間も短縮できるように、極力シンプルな構造にしている。

たとえば、Echo Dotのスピーカーグリルは、底面の周囲にあり、ここが塞がると音がこもってしまう。そこで、既存のウォールブラケットではその辺りをメッシュ構造にしているものがほとんどだが、筆者のモデルでは底面を設けず、そのまま音が壁側に抜けて反射するようになっている(ウォールコンセントはカバー表面が壁からやや盛り上がっているため、その面に合わせて吊り下げると本体と壁との間に隙間ができて都合がよい)。


写真3:本体サイズには公式発表のデータが使えるが、そうした情報のない標準添付のUSB電源ユニットについては自分で計測したところ、ほぼ 38×28.5×42mmであった。(クリックで拡大)
 

CADツールは、例によってオートデスクのWebアプリ、TinkerCADを使っている。吊り下げたときに正面となる部分をプリント時の底面とし、背面(プリント時の上面)を開放構造にして、出力時間の短縮とフィラメントの節約を狙うことにした。

また、プリント時の寸法誤差を吸収するために円環部を閉じずに、本体とUSB電源ユニットを左右から挟み込んで固定し、さらに上下を結合するネック部分に余ったケーブルを巻きつけられるようにしている(市販のウォールブラケットには、短めのケーブルが付属する)。


写真4: TinkerCAD上のウォールブラケットデータ。本体とUSB電源ユニットは、弾力を利用して、左右から挟み込んで固定する仕組み。(クリックで拡大)

今回の出力に使ったのは、大きめのプリントを行う際に愛用している、自前のXYZプリンティング製、DaVinci Jr. 2.0 Mixである。セットしておいた半透明の緑色フィラメントが経時変化で劣化しつつあったので、それを利用することにした。


写真5: プリントを完了したウォールブラケット。一部が波打って見えるのは、大きくカーブした透明カバー越しに撮影しているためである。(クリックで拡大)

出力されたウォールブラケットの正面(上)と背面。TinkerCADの円柱型の基本シェイプデータは、実際には多角柱なので、ややカクカクして見えるが、機能的には問題ない。


写真6: プリント時の底面を除き、すべて垂直面で構成することで、スムーズに出力できるようにしている。(クリックで拡大)

所定の場所にEcho Dotの本体とUSB電源ユニットをセットし、ネック部にケーブルを巻いてUSBプラグを差し込めば準備完了。コンセントに直挿ししない場合でも、狭い場所に縦置きできるようになった。


写真7: ウォールコンセントに直挿しして利用する場合には、このようなスタイルとなる。(クリックで拡大)

写真8:直差しせずにベッドサイドなどに置いて使う場合には、このようになり、USB電源ユニットの空きスペースはハンドル代わりに利用できる。(クリックで拡大)


次回は、人気の小型ドローン、Telloにちょっとした機能拡張を施す予定だ。


次回は7月中旬掲載予定です。
(2018年6月19日更新)


 

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