DMS2019に見る3Dプリンタの最新動向 -第1回 次世代3Dプリンタ展(2月6日~8日)- (2019/2/7)
2019年2月6日(水)~8日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて「日本ものづくりワールド」内、第30回設計・製造ソリューション展(DMS)が開催された。出展社数は初出展420社、合計1,530社。その中の「次世代3Dプリンタ展」をレポートする。
●3Dプリンタで次世代ビジネスへ
「次世代3Dプリンタ展」は今回より新設された展示会で、3Dプリンタメーカー、システム販売会社、受託造形サービス、金属、樹脂などの材料メーカーなど、3Dプリンタ関連の多彩な企業約100社が一堂に会した。 主な出展社は、スリーディー・システムズ・ジャパン、ストラタシス・ジャパン、キーエンス、シーメット、松浦機械製作所、Formlabs。XYZプリンティングジャパン、GEアディティブ、ローランドディー.ジー.、C&Gシステムズ、エス.ラボなど。その他中国など海外メーカーも数社出展。 「次世代3Dプリンタ展」の会場内を歩く限り、次世代3Dプリンタやハードメーカーの新モデルのイベントというより、商談のための展示会という目的に沿った、現在のテクノロジーをどうビジネスに生かすかにフォーカスした内容に見受けられた。 実際、システム販売会社の出展が多く、多様な顧客ニーズに対応すべく、各社、国内外のさまざまなタイプの3Dプリンタを用意しデモを行っていた。 また汎用的な「なんでも出力できます」というアピールではなく、例えばジュエリーに特化した3Dプリンタなど、特定市場をターゲットにしたソリューションも目に付いた。これは3Dプリンタがより浸透してきた証といえる動向だろう。
出展ブースより